• ニューオフィス推進賞
  • 近畿ニューオフィス推進賞
  • 近畿経済産業局長賞

ショーワ株式会社

法人データ

企業名・団体名 ショーワ株式会社
所在地 兵庫県姫路市砥堀 565番地
オフィスの種類形態 本社、新築、自社ビル
オフィスの延べ面積 3,364.94m2
業 種 家庭用・工業用・作業用各種手段の製造・販売
使用開始時期 2004年10月
入居者数 70名
社内の推進部門 新規プロジェクト推進部
建築設計 株式会社小野設計
オフィス設計 スペース・ジェイ株式会社
施 工 コクヨビジネスサービス株式会社

NOPAの眼

姫路市の郊外に位置するこのオフィスは、同社の創業50周年を記念して計画されたオフィスである。今物件の最大の特徴は、欠くフロアーに隣接する3つの庭園や、庭園に沿って建築されたコリドースタイルオフィス(回廊型オフィス)といった外観的なものではなく、オフィス作りのプロセスそのものである。それは、従来手法と全く異なるプロセス(はじめにワークスタイルの作り込みを行ってから、それに合わせて建築設計を行う)で計画されており、コミュニケーションをセキュリティーへのこだわりが、随所に現れているオフィスである。

(建物全景)

ガラスを多用した明るくオープンな建物。R&Dセンターは、オフィス棟、講堂棟など5つの棟から構成される。旧本社棟と意匠を合わせ、施設全体として統一感を確保。

(中 庭)

中庭は、R&Dセンターを構成する各棟の広いガラス面を通じて、望むことができる。

(エントランス)

施設の入口となる空間。ガラスのカーテンウォールにより明るく落ち着いた雰囲気を来訪者に提供。ここを基点にオフィスとホールへアプローチ。

(ミーティングスペース)

来訪者との打合せスペース。オフィスとこのスペースは、ガラスにより間仕切りをし、オフィスの活気を来訪者に発信。

(経営会議室)

企業としての重要な意思決定が行われる空間。来訪者に対するプレゼンテーションを効果的に行うため、AV装備を充実。

(1階 オフィス)

3500mmの高い天井高が、開放感を演出。各ワーカー席パネルおよび収納庫やローパーティションの高さは、1050mmと低く抑え、オフィス全体を見渡せる環境としている。オフィス奥の経営会議室も全面ガラスとし、すべてのエリアでワーカーの活気を共有できるものとしている。ワーカー席は、役員から一般職まですべて同一のサイズ(1600×1200mm)、同一のイスを使用し、フラットな社風を反映。

(ホール)

昼食を取るスペースであると共に、社内外の簡易なミーティングおよび200人が集合できる多目的なホールとしての機能を持つ。200人が着座すること、様々なスタイルに変化をするために家具を収納できること、これらの要件をクリアする空間を確保できるよう、建築計画を調整。

(ライブラリー)

共有で使用される文献や資料などが集約して設置されるスペース。資料の検索を書籍とインターネットにて行うことが可能。必要な資料は、設置されたコピー機により複写でき、業務効率を高める。

(キッチンカウンター)

コミュニケーションの核となる空間として、オフィス内にキッチンカウンターを設置。ミーティングへ立ち寄る来訪者、上階からアクセスするワーカーと1階のワーカーが出会う拠点。空間のアクセントとなるオープンでカジュアルな空間デザインで、求心力を高める。

(和 室)

ホール2階には、VIPのためのもてなしスペースとして、和室を設置。中庭および背景の山が最もきれいに見えるロケーションに和室は設置され、高いホスピタリティを確保。お茶を点てることができる装備を備えるほか、海外からのVIPへの対応として、掘り炬燵を設置している。

(湯沸しスペース)

各フロアに設置される、リフレッシュのためのスペース。キッチンとテーブルが設置される。情報交換のための重要なスペースとして位置づけ、ホワイトボードを設置し、ビジュアルによる迅速な交流を図る。