白い透明感のあるカーテンウォールとレンガタイルが調和したファサードを持つビルの中は、美しく知的な、居心地の良いオフィスに仕上がっている。全従業員の約8割にあたる女性が主体的にこのオフィスづくりに参加しており、プランニングからディテールにわたり女性の意見が取り入れられていることが、その理由のひとつであろう。例えば、荷さばき場や車路の屋内化などは寒さに対する配慮であり、女性専用休憩室やブーツの履き替えコーナーも使用者の意見によって反映された。また、全館に温水による床暖房の設置や、CO2の発生が少ない天然ガスを利用したGHPを空調熱源に採用するなどの先進的な試みにも居住性を高める工夫が見られる。 |
(外 観)
ファサードデザインには、重 厚で伝統的な自然素材の「レ ンガタイル」の壁面と、透明 感のある「ガラスカーテンウ ォール」の際立った対比で 「歴史と未来」、「自然・地
域との共生」、更には「美」を 表現。 |
(1階 エントランスホール)
美しく、知的であり、心なごむ空間と してデザイン。 休日は美容講座の開催など地域開放空 間となる。 |
(1階 事務所)
事務室は天井高2,700mm、床暖房で 快適な空間としている。 |
(特美教室)
昇降式ミラーのついた特殊テーブルを設置し美容講座が可能なつくりとしている。 |