企業活動及び知的財産に関わる法的業務を担う国際的な法律事務所として、移転に伴い一新した。若いデザイナーを起用することにより、法律事務所らしい信頼感を、重々しくではなく、簡潔かつシャープに表現している。フロアレイアウトは、所員が全体を見渡すことができ、コミュニケーションを図り、一体感を得られるよう配慮した。天井高、廊下幅、デスク間等全体にゆとりを持って配置し、さらに23階フロアから見渡す都会の眺望により、開放感が得られている。法律事務所の業務の特性上、守秘義務の徹底は必須であり、多重の入退室管理、会議室の遮音、ネットワークシステムの専任者による管理等、情報の管理については、現在できうる最高のものを追求している。 |
(レセプション)
従来の重圧感のある法律事務所のレセプションイメージを一新し、明るいデザインのレセプションとした。 |
(待合ロビー)
クライアントをもてなす、上質感のある待合ロビー。 |
(会議室)
廊下側の間仕切りをガラス(一部フィルム貼)にすることにより、室内の圧迫感を排除し、且つ重要な会議での機密性も確保している。 |
(執務エリア)
全体的になるべく壁で仕切らずに開放感のある明るい執務空間とした。従来の窓側=個室といった概念を捨て、窓側にゆとりを持たせ、十分な採光がとれるよう配慮されている。 |
(ハニーシェル内部)
機能的に資料、ファイル等が収納でき、執務に集中できるよう囲われた空間。 |
(COPY・FAXエリア)
周囲から見た粗雑感をなくすよう、コピー、ファックス機等を最小限に囲ったエリア。右側にはパントリーが併設されている。作業効率を高める広い作業台。 |