個人の所持するPHS端末を活用、その在席情報を集計分析することで、建物の未使用スペースの空調コントロールや会議室稼働率分析などを行っているインテリジェントオフィスである。情報技術を省エネルギー対策やファシリティマネジメントに応用している面でも極めて先進的なオフィスである。気候や地震のセンサーも設置されており、建物そのもののライフサイクルも継続的にデータ蓄積がなされている。フロア中央にある吹き抜けには、オープンなカフェリフレッシュコーナーが隣接配置されており、またここには上下階をつなぐ階段もあることから、研究者同士のコミュニケーションスポットになっている。 |
(外 観)
都市再生プログラムとして建物全体を大架構柱頭免震を採用し、構内道路等インフラをまたぐべく、6本の柱で浮かせた。 |
(エントランスロビー)
エントランスロビーは6層の吹抜けとなっており、ガラス張りのロビーとなっている。ガラス越しにピロティの展示や中庭(現在計画中)を望むことができる。 |
(ボイドコア)
吹抜けは、研究者の「協働と集中」を創出しつつ、緩やかな分離と一体感を演出している。 |
(図書情報コーナー) |
(研究室)
スケルトン&インフィル型の研究室。技術革新に即応した更新、実証実験を行う。 |
(リフレッシュスペース) |