開局15周年を機に「第2の開局」をテーマに、今回の移転プロジェクトを全社員で作り上げるプロセスを通じて、新しい過去の放送局にはなかった、斬新なデザインとレイアウトにより、社員には変革のステージを意識付け、来訪者にはJ−WAVEブランドを強く印象付けている。六本木ヒルズというロケーションを最大限に生かし「街に音楽と情報のシャワーを発信する」というコンセプトを実現すべく、オフィスで働く全ての人が主役となるように、光と音に包まれたエントランス、窓面に面したスタジオ、イベントやライブも可能なタウンセンター、パノラマビューのミィーテイングエリア、オープンでユニバーサルレイアウトのワークエリア等を設置している。 |
(アプローチ)
天井のステンレスメッシュと床のLED照明で音と情報のWAVEを表現。アプローチに一歩踏み入れた瞬間にオンエアサウンドに包まれ、音楽と左右のディスプレイウォールからの情報を感じながら、J−WAVEの世界に引き込まれていく。LED照明は流れるサウンドなどに合わせて8色の設定変更が可能。 |
(タウンセンター)
ワークエリアとスタジオエリアの緩衝領域となるタウンセンターは、リゾートを思わせるデザインで、ラウンジ風の家具が置かれ、リフレッシュ、打合せなど、コラボレーションの広場となっている。会議室などと合わせて、ライブスタジオやイベントスペースにも利用できるようになっている。 |
(ディレクターズルーム)
番組制作者や出演者など、約100名のスタッフが来社時に使用するスペース。番組やイベント毎のチームでデスクを共用するフリーアドレスとなっており、デスクは集まる人が認識しやすいように敢えてそれぞれ異なる形にした。 |
(スタジオ)
ディレクターズルームからスタジオを望む。音の反響に配慮しながらも、ガラスを使用し、中を見通せるようにデザインした。スタジオ横のコーナーもステンレススクリーンを間仕切りに使用し、個室感を出しながらも視界を遮らない。 |
(ミーティングエリア)
窓側に配置したミーティングルームからの光を遮らないよう、クリアガラスを使用。音の反響に配慮して天井に向かって広角に傾斜させた。 |
(オフィス)
部門間、社員間のコミュニケーションを重視し、オープンスペースに役職などに関わらす全社員統一の120°型のデスクシステムを採用。チームワークを重視した6角形のレイアウトとなっており、適度なコンセントレーションとコミュニケーションが実現されている。行き交った人が声を掛け合え、情報交換がその場でできるよう、通路巾を1500〜2000mmと敢えて広く取った。 |