品川再開発地区の超高層ビル31Fに工場一体型オフィスを構築するというユニークな試みを実践している。ダイレクトフィードバックサイクルと呼ばれる、企画開発からセールス、生産、サービスなど全部門の柔軟でスピーディな連携の実現を目指したコンセプトを形にしたオフィスである。さらに、全社フリーアドレス制を効率化ではなく、ワーカーの自由な交流の促進と自律的なワークスタイルの促進を目的にしたオフィス運用は、変化へのフレキシビリティだけでなく、コミュニケーションの活性化によるクリエイティビティの向上を目指した新しい試みと言える。また、眺望の良さを生かしながら良質なデザインの施された空間は、クリアで開放感に満ちた、心地よいワーク環境に仕上がっている。 |
(待合室)
華やかでビビッドなコーポレートカラーをアクセントとして配色。トータルなアート・グリーンコーディネーションを行った。 |
(マグネットスペース)
コピー・プリンターのそばに、自然と人が集まってくる仕掛け。ドリンク、雑誌、書籍を円形の大きなカウンターを配し、ゆったりとしたソファでリフレッシュ&発想転換。 |
(社長室)
社長室からは、オフィス全体が見渡せるようになっている。また、ガラスパーティションにより、社員とのオープンなコミュニケーションを実現している。 |
(オフィス)
壁面収納以外、オフィス内のファニチャーはすべて高さ1m10cm以下。全社員フリーアドレスを採用。 |
(サロン)
社員の為の「salon」。時には面談や応接としても使用する、多目的スペースである。床は天然素材の「サイザル麻」のタイルカーペットを使用し、靴を脱いでくつろぐ。夜は更に絶景で、オフィスの中の非日常が次への発想や創造性を生み出す。 |
(ビューカウンター)
海側のすばらしい眺望を社員全員で共有。ノートPCを持ち込んでコンセントレーションワーク、コーヒーを片手に夜景を眺めてリフレッシュ、など様々な使い手をワーカー自身が選んでいる。 |