面積の約90%が森林である森の町に作られた庁舎は、ほぼ100%町内材で築かれ、庁舎としては珍しい木造建物である。この新庁舎は、全世帯からの新庁舎に対する要望を、アンケート調査を実施してまとめ、町民参加による町民のための、町民が集いやすく、使いやすいものとなっている。庁舎自体が多様な情報技術を駆使したオープンな町政を表し、日南材のショールームとしての役割を演じながら、鳥取県西部地震被災の教訓を生かして、防災対策も万全とするなど、まさしく「地域とともに歩む庁舎」となっている。 |
(交流ホール)
庁舎に一歩踏み入れると木造の大規模空間に圧倒され木の持つ暖かさ、神秘的な生命力に感動するそして、優しく包み込む木の香りが、ここちよさと安らぎを与えてくれる。他に類をみない施設である。 |
(バリアフリー)
車椅子の方や老人を考慮し床の段差を排除。 |
(デスク)
日南材をひきたてる為天板を杉、筐体をスチールとした。 |
(議場)
桜で仕上げた議場では、議会中継が行われホールやインターネットで公開されている。 |