第16回日経ニューオフィス賞 受賞オフィス紹介

2003年度 第16回日経ニューオフィス賞

一覧に戻る

富谷町役場庁舎
東北ニューオフィス推進賞

●企業名・団体名: 富谷町
●所在地: 宮城県黒川郡富谷町富谷字坂松田30番地
●オフィスの種類形態: 本社、新築、自社ビル
●オフィスの延べ面積: 7,866.31m2  
●業 種: 官公庁
●使用開始時期: 2003年1月
●入居者数: 160名
●社内の推進部門: 総務課(企画担当)
●建築設計: 久米設計 東北支社
●オフィス設計: 総務課(企画担当)
●施 工: 鹿島建設



町財政の余剰金を基金として積み立て、「無借金」で新庁舎を建設した。これは、後世に負担を残さない、全国自治体初の試みである。実際の庁舎づくりにあたり、行政区長、町内会にて「100人委員会」を組織し、住民の声を建設プランに盛り込む体制を整え、設計業者選定から内部空間の使い方まで委員会の決定をもとに計画が進められたものである。特徴的な例は、転入から小中学校への手続きまで1つの窓口で完了できるなど、総合窓口の「ワンストップサービス」だろう。「わかりやすい」「待たせない」「歩かせない」町民を最優先に考えた部門配置・システムがとられている。


(外観)
富谷町は、宮城県のほぼ中央に位置し、北側に黒川平野、南側に丘陵森林地帯を境に仙台市に隣接する町。仙台市中心部まで約8kmという距離にあり、通勤圏として住宅地開発が進む、若い人が多く住む活気のある町である。

(1階 町民交流ホール)

毎月、各種イベントが行われる町民に開放された文化の薫り豊かな“町民交流ホール”。

(1階 税務課執務エリア)

H1200以上の家具を置かない“オープンオフィス”。顔を上げれば在席者が確認できるクリアなオフィスである。

(1階 総合待合)

“ワンストップサービス”を実施。カウンター形状が内Rで、隣りが気にならない包み込むような優しさがある。

一覧に戻る

ページの先頭へ