第13回(2000年)日経ニューオフィス賞

logo_s.gif (1006 バイト)ニューオフィス推進賞

NTT武蔵野研究開発センタ本館春日尚学ビル杏林製薬株式会社 本社ビルさいたま新都心合同庁舎1号館、2号館、検査棟、厚生棟シスメック株式会社 中央研究所テクタイト株式会社ファイザー製薬株式会社 中央研究所 第4研究棟フューチャーシステムコンサルティング株式会社横浜メディアタワーNTTファシリティーズ 神奈川支店株式会社ワコール
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NTT武蔵野研究開発センタ本館
●企業名・団体名: 日本電信電話株式会社
●所在地: 東京都武蔵野市
●オフィスの種類形態: 研究所、新築、自社ビル
●オフィスの延べ面積: 72,560m2
●業種: 通信事業
●使用開始時期: 1999年7月
●入居者数: 1,500名
●建築設計: NTTファシリティーズ
●オフィス設計: NTTファシリティーズ
オフィスの概要
研究者の居室はゆとりのある大部屋ワークユニット方式を採用。バーチャルLAN等による高速、高セキュリティな通信設備を構築し、組織の変更には速やかにローコストで対応。アトリウム・リフレッシュエリアは、外部の明るさを巧みに取り込んでいる。燃料電池、コジェネシステム等を導入し建物の1/3の電力をまかない、日本最大のダブルスキンシステムにより大幅な熱負荷の軽減も実現。敷地範囲1kmに及ぶ塀を生垣に改修し、街とも共生している。
<周辺環境との調和>
エントランス前の開放的な前庭。水と芝の市松模様で日本的なイメージを演出する
<一般執務スペース(研究室)>
6人掛けのワークユニット(開発業務型)、中央にファイル収納を備えたテーブルを配置し、グループミーティングにも使用可能
<テレビ会議室>
机は固定式とし、ノート型パソコンを甲板内部に自動収納が可能な装置を設けている
<リフレッシュエリア(コミュニティコーナー)>
展示台やホワイトボードが置かれたタイプ。空調は吹き出しが冷暖切換え方式を採用
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春日尚学ビル
●企業名・団体名: 株式会社小学館
●所在地: 東京都文京区
●オフィスの種類形態: 新築、賃貸ビル
●オフィスの延べ面積:  
●業種: 雑誌・書籍の出版
●使用開始時期: 1998年6月
●入居者数: 56名
●建築設計: 日建設計
●オフィス設計: 日建設計
●施工: 竹中工務店
オフィスの概要
近隣は古い木造住宅密集地、敷地は高さ8.6mの崖地を含む間口10m奥行50mの短冊形状、日影規制の他、4mの前面道路による建物の高さ制限―テナントビルとしては極めて不利な条件のもとで、周辺環境に調和し、中庭を設けることにより、地下であっても、地下を感じさせず、明るい執務環境を実現させている。小規模で、派手さは無いが、よく工夫されたオフィスビルである。
<東側外観>
採光用の大型の窓の鉄筋コンクリート打放し壁、無梁板構造がシンプルな外観を構成するよう意図されている。
<地下2階打合せコーナー>
地下を感じさせない空間をめざして計画
<地下2階打合せコーナー>
地下2階、ガラストップライトと縦方位のないガラススクリーン
<中庭>
執務空間、階段室共に大きな開口を持ち、光・風・緑が十分享受されるよう計画
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杏林製薬株式会社 本社ビル
●企業名・団体名: 杏林製薬株式会社
●所在地: 東京都千代田区
●オフィスの種類形態: 本社、リニューアル、自社ビル
●オフィスの延べ面積: 4,148.889m2
●業種: 医薬品、医療部外品、試薬、工業製品の製造販売
●使用開始時期: 1999年4月
●入居者数: 200名
●建築設計: 大成建設
●オフィス設計: 大成建設
●施工: 大成建設
オフィスの概要
「健康」をコンセプトに築35年の建物を、設備・耐震性・環境への配慮の面等から徹底的にリニューアルし、今後30年の長寿命化を実現した。POE(施設利用者満足度調査)を活用した詳細な事前調査により、ワーカーの要望を生かした非常に満足度の高いオフィスが構築されている。大規模リニューアルの好事例となるオフィスである。
<外観>
安全性をたかめつつ、イメージの一新を行った
<エントランスホール>
お客様に良い印象を与えるよう、明るく暖かい空間を演出
<喫煙コーナー>
分煙化に伴い設置。天井に設置したエアクリーナーによって閉鎖感はない
<事務室;大部屋>
事務室内に高さ制限をし、アイコンタクトの取れる空間を構成
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さいたま新都心合同庁舎1号館、2号館、検査棟、厚生棟
●企業名・団体名: 建設省関東地方建設局営繕部
●所在地: 埼玉県大宮市
●オフィスの種類形態: 庁舎、新築、自社ビル
●オフィスの延べ面積: 256,348m2
●業種:  
●使用開始時期: 2000年2月
●入居者数: 4,400名
●建築設計: 日建・東畑・アールティーケーエル共同企業体
●オフィス設計: 日建・東畑・アールティーケーエル共同企業体
●施工: 鹿島・佐藤・奥村JV、竹中・日本国土・鉄建JV、戸田・大日本・シャールJV、八生建設
オフィスの概要
アトリウムにより自然採光、自然通風を取り入れ、ワーカーにとって潤いのある快適な生活環境となっており、リフレッシュスペース、福利厚生施設等も充実している。事前に入居官署の要望ヒアリング調査を行い、ゾーニング、スペース分析が行われ、整然としたオフィス空間となっている。広域行政拠点、防災拠点としてのインフラ整備、また緑とアートを取り入れた広場の設置や高齢者、身障者への配慮を行い、新しい官庁街を形成している。
<せせらぎの丘:2号館・検査棟>
自然の要素を多く取り入れた、散策や木陰で読書等が楽しめる公園的な広場
<共用会議室:AVシステム会議室>
大型プロジェクター等による多彩なプレゼンテーションが可能な視聴覚設備を備えた共用会議室
<一般執務室スペース>
大部屋方式を採用し中間収納及びファンクションスペースはH=1500mm以下としている
<月の広場:1号館>
広場の廻りには賑わい施設を設置。ペイブメントアートや霧の演出
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シスメックス株式会社 中央研究所 ●通商産業大臣賞
●企業名・団体名: シスメックス株式会社
●所在地: 兵庫県神戸市
●オフィスの種類形態: 研究所、新築、自社ビル
●オフィスの延べ面積: 4,304m2
●業種: 臨床検査機器、検査機器、検査用試薬、粒子分析機器ならびに関連ソフトウェア等の開発・製造・販売・輸出入
●使用開始時期: 2000年3月
●入居者数: 35名(最大100名)
●建築設計: 鹿島建設
●オフィス設計: 鹿島建設、イリア
●施工: 鹿島建設
オフィスの概要
中央部に大きな吹き抜けのアトリウムを配置し、トップライトや南面から外光を取り入れ、一体感ある明るい開放的な空間を形成。1階のラウンジテラスは自然との緩衝空間と位置づけ、インフォーマルなコミュニケーションの場を演出。執務室の中心にリラクゼーションエリアを設け、ワーカー相互のコミュニケーションを図るためピンナップボード、ホワイトボードや、ソファーを配し、「人と情報の集まる場」のコンセプトを実現させている。
<1階 アトリウム>
中央部には大きなベンジャミンを植え、トップライトから入る外光により、あたかも外にいるような感じを与える
<2、3階 研究居室>
42m×8mの無柱空間に1.6m×1.6mのモジュールのブースを効率良く配置。フレキシビリティとアダプタビリティを持つ
<2階リフレッシュエリア>
研究居室、アトリウムに面したエリア。リフレッシュの他にミーティングエリアとしても使える
<中央研究所の外観(東南より望む)>
中央研究所はテクノセンターの北東に位置し、その南側には多くの植裁が植えられている
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テクタイト株式会社
●企業名・団体名: テクタイト株式会社
●所在地: 東京都墨田区
●オフィスの種類形態: 本社、リニューアル、賃貸ビル
●オフィスの延べ面積: 1,000m2
●業種: 電子部品卸販売
●使用開始時期: 2000年2月
●入居者数: 48名
●オフィス設計: イトーキ
●施工: 清水建設、イトーキ
オフィスの概要
倉庫として使用されていた建物を改装し本社を移転。ローコスト、快適・効率的な環境をつくる目的を達成。社長室・執務室を同フロアにし、コミュニケーションの円滑化を図り、ワーカーの要望を取り入れた工夫にあふれるリフレッシュルームや更衣室を構築。受付スペースは印象的なインテリアで、来訪者に対する企業のアピールに貢献している。
<受付ロビー>
会社のイメージを強く印象付ける空間
<執務室>
営業のコミュニケーションと動線を意識したレイアウト(冬はクリスマスツリーになる人工樹木)
<リフレッシュ>
照明・カラー・家具・備品などインテリアにこだわってつくられている
<打ち合わせ>
プライバシーの確保と開放感の共存
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ファイザー製薬株式会社 中央研究所 第4研究棟
●企業名・団体名: ファイザー製薬株式会社
●所在地: 愛知県知多郡
●オフィスの種類形態: 研究所、新築、自社ビル
●オフィスの延べ面積: 13,815m2
●業種: 医療用医薬品、一般用医薬品、動物用医薬品、飼料用添加物、農薬の製造・販売・輸出入
●使用開始時期: 1999年5月
●入居者数: 900名
●建築設計: 日建設計
●オフィス設計: 日建設計、日建スペースデザイン
●施工: 鹿島建設、ファイザー商事(コクヨ)、名鉄百貨店
オフィスの概要
L型の建物とその中央に日本庭園、その向こうに広がる三河湾の景観に対してガラスのファサードが効果的。L型の建物の中央に共用エリアを設け、疎遠・閉鎖的になりがちな研究者のコミュニケーション向上を図っている。研究スペースと実験室の分離と連続性、音環境・視環境に配慮され、建築とワークスペース構築がマッチングしたオフィスである。
<第4研究棟 東側全景>
日本庭園を囲むL型研究棟執務ゾーンを配置
<中央ロビー>
L型研究棟の中央、日本庭園側に位置するコミュニケーションロビー。休憩、打ち合わせコーナーも兼ねる
<4階ライブラリー>
廻り階段側を望む。高書架、集密書架を合わせて計18,000冊の収蔵冊数
<研究執務ゾーン(デスクエリア)>
6人程度の研究グループごとに区画している。各区画中央の通路側にはコミュニケーションテーブルを配置している
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フューチャーシステムコンサルティング株式会社
●企業名・団体名: フューチャーシステムコンサルティング 株式会社
●所在地: 東京都渋谷区
●オフィスの種類形態: 本社、新築、賃貸ビル
●オフィスの延べ面積: 2,982m2
●業種: サービス業(ITコンサルティングサービス)
●使用開始時期: 2000年2月
●入居者数: 231名
●オフィス設計: プランテック総合計画事務所
●施工: 東急建設、白水社、内田洋行
オフィスの概要
オフィスは業務別に固定席とフリーアドレスを採用。一画に打合せコーナー・共用コピーコーナーを配した、リフレッシュとコミュニケーションの場である、ナレッジサポートエリアを設置。6階をロッジ風、7階をビーチリゾート風に趣向を凝らした内装で演出するなど、遊び心と活気に溢れたオフィスとなっている。
<エントランス:Future Road>
波(Next Wave)をデザインモチーフとしたエントランス。壁面はカクテル光による演出が可能
<7階 コンサルタントエリア>
プロジェクトの編成、フェイズに対応したフレキシブルな運用が可能なフリーアドレススタイル
<ロビー:Future Art>
コンペ、プレゼンテーションの際にはお客様により強いインパクトを持っていただくため、光、音による演出が可能
<6階 ナレッジサポートエリア>
Lodgeをテーマに木と藤(天井、ロールスクリーン、椅子)を使った内装
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横浜メディアタワー NTTファシリティーズ 神奈川支店
●企業名・団体名: 株式会社 エヌ・ティ・ティ ファシリティーズ
●所在地: 神奈川県横浜市
●オフィスの種類形態: 支社・支店、新築、自社ビル(区分所有)
●オフィスの延べ面積: 1,095m2
●業種: 建築物・電気通信・コンピュータ電力設備に係わる企画・設計・監理、FM、CM、コンサル業務
●使用開始時期: 1999年5月
●入居者数: 109名
●建築設計: NTTファシリティーズ
●オフィス設計: NTTファシリティーズ
●施工: 横浜MMタワー(仮称)新築工事共同企業体、AD WORLD(家具)
オフィスの概要
多様なゾーン設定と執務室は完全フリーアドレス/フリーレイアウト。すべて自社考案製オフィス什器と、無線LAN・PHS採用のためスッキリした、且つ、アートのあるオフィスとなっている。また、オフィス提供者としてWebによる空調変更・駐車状況・ビル入館者モニター等のビルディングオートメーション・システム(BAS)を取り入れ、共有食堂の設置など、テナントへのサービスも充実させている。
<マリンロビー>
環礁と浮遊する雲をデザインモチーフに構成したエントランスロビー。左はヨットの帆をイメージしたサインと無人受付システム
<フリーアイランドスペース(一般執務)>
海に点在する島のようにフリーなレイアウトでワークを行うノンテリトリアルオフィス。デスクはウェーブをモチーフにした特注品。周囲には個人のキャビネットを収納するキャビネットステーションを設置
<建物全景>
100mの超高層ビルの屋上に150mのタワーを搭載。外壁はデジタルパターンを、タワーは帆船のマストをイメージしている。オフィスは、この建物の3階に位置している
<ゲストポート>
70インチ大画面モニターとテレビ会議システムを装備した応接スペース兼プレゼンテーションルーム。円卓に合わせた天井の間接・半間接照明がやわらかさを演出している
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株式会社ワコール
●企業名・団体名: 株式会社ワコール
●所在地: 京都府京都市
●オフィスの種類形態: 本社、新築、自社ビル
●オフィスの延べ面積: 32,472.02m2
●業種: 繊維製品製造販売
●使用開始時期: 1999年10月
●入居者数: 1,000名
●総合管理: ユウ・コーポレーション
●建築設計: 高松伸建築設計事務所
●オフィス設計: コクヨ
●施工: 飛島建設大阪支店
オフィスの概要
建物に感応性豊かな20種類に及ぶガラスを用い、自然光を取り入れた開放感のある明るいオフィス。大空間の執務室は、両サイドコアを2400mmの広い動線で結びゆとりを感じさせる。70%を占める女性の意見を多く取りいれたオフィスづくりがされ、特に、マッサージルーム、パウダールームの設置はユニーク。公開空地の設計等は、地域住民と共に考え、地域との良好な関係は今後のオフィスビルのあり方を示唆している。
<建物全景>
ガラス素材を建築素材に多用し、時間と共に表情を変え、あるいは生活のリズムとなって人々の生活の営みを環境に織り込む
<1階 Museum of Beauty>
「美」の文化の情報を発信
<10階 和室>
京都発祥企業として伝統文化の継承、心の美を追求するために計画
<オフィス メイン動線>
メイン動線の通路幅を2400mmとり空間にゆとりを持たせている
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