研究塾のご紹介

ファシリテーションによる2つの「空間」づくり研究 6回コース
〜周りを巻き込むリーダー必須〜

■講座概要
木田 知廣(きだ ともひろ)
シンメトリー・ジャパン株式会社 代表
グロービス・マネジメント・スクール 講師

6回コース(7月/8月/9月の3ヶ月)
原則月曜日
18:30〜21:00
場所 NOPA会議室
定員 20名 (最小開講人数 10名)
受講料
  会員:¥50,000- 非会員:\60,000-
教材費 \5,000-(会員、非会員共通)
■目標
ファシリテーションは、複数の人が集まる「場」において、集まった人々の総和以上の「何か」が生み出されるように働きかけるという点において、クリエイティブ・オフィスの概念に深く共鳴するところがあります。知識創造行動を誘発する「ワーカーへのはたらきかけ」のひとつとして、これからの人材に欠かせないスキルとしてファシリテーションに着目し、ファシリテーション技法について学ぶとともに、ファシリテーションに相応しい「空間」づくりについて学び検討します。
■講義概要
今、ビジネスパーソンに求められる能力が大きく変化をしています。
過去10年ほどは、論理思考やMBAなど、個々の「プレイヤー」としての能力アップが求められてきたのはご存じの通り。「失われた10年」とも言われる厳しい経済環境の中、組織として新たなことに取り組むのが難しい中、それはそれで正しい選択でした。
ところが、時代は変わり、リーマンショックの傷もようやく癒えて、世界中の企業が「次の成長戦略」を求めています。事実、新日鉄と住友金属の合併など、日本国内の合従連衡はもとより、日本企業による海外企業の買収などのニュースも日々耳にします。
そのような中で求められる人材は、もはや個々の「プレイヤー」ではありません。むしろ、「リーダー」として、チームの力を一つにまとめ、個人個人では達成できない大きな仕事をやり遂げることが、これからは求められていくのです。
今回のNOPA研究塾では、この「周りを巻き込む」力を養成するために必須の二つの「空間」をつくる技術を習得することを目指します。一つはもちろん、オフィス設備を代表とした物理的な場としての「空間」。そして、もう一つが、そこにいる人々の交流を促し、新たな知の発信をする、ソフトウェア的な意味の「空間」です。キーワードは「ファシリテーション」。専門家をお呼びして、ワークショップも交えて徹底的に学んでいただきます。
■対象者
ファシリテーションに関心のある人々。
チームをまとめ、大きな仕事をやり遂げるリーダーとしてのスキルアップを図りたい人々。
オフィスのサプライヤー企業に属し、先進的なオフィスの研究、企画、開発にかかわる人々。
または、入社6〜7年目で、オフィスに関する知識をもう一段深めたい人々。
■テキスト
『ほんとうに使える論理思考の技術』(木田知廣著:中経出版刊)
■日程
第1回
7月25日(月)
18:30〜21:00
1.知の交流を促す「空間」設計の大原則
「人々の交流を促し、新たな知の発信をする空間」。言うは簡単ですが、実際のところはなかなか簡単にはいきません。
このセッションでは、集まった人々の知の交流を促すための「ファシリテーションの3層モデル」を中心に、空間の設計の基本となる原則を学びます。
第2回
8月1日(月)
18:30〜21:00
2.相手の気持ちをわしづかみにする話し方の法則
単に「空間」を用意しただけで知の交流が起こるわけではありません。その空間の主催者には、論理<ロジック>とともに、相手の気持ちを動かす心理的なコミュニケーションが求められます。
このセッションでは、「PARLの法則」を中心に、心理的なコミュニケーションの方法論を体系的に学びます。
第3回
8月8日(月)
18:30〜21:00
3.会議という空間を支配するファシリテーターの必須スキル
知の交流がもっとも期待されながら、実際のところは機能していないのが「会議」。実際、効率的な会議ができずに悩んでいるビジネスパーソンも多いでしょう。
このセッションでは、「議論の発散と収束」をキーワードに、効果的に会議を運営するために、司会者<ファシリテーター>が必ず身につけておかなければならないスキルの体得を目指します。
第4回
8月29日(月)
18:30〜21:00
4.目からウロコの「空間」づくり変革論
第1回から第3回は、主に自らが主体となって空間を設計する方法論を学びました。ところが、実際の「空間」では、もう一方の主体である「参加者」の行動がカギになるのです。
このセッションでは、第1回から第3回を統合すると供に、参加者の気持ちをコントロールするための方法論を学びます。
第5回
9月5日(月)
18:30〜21:00
5.「分かる」を「できる」に〜Knowing と Doingの大きなギャップ
「いろんなテクニックを学んだけれど、実際の職場ではどうやって活かそうか…?」。これまでコミュニケーションスキルを学んだことがある人ならば、誰でも思うことでしょう。
このセッションでは、「Knowing-Doingギャップ」をキーワードに、お互いに意見交換しながら、いかに学んだことを行動にうつすかのヒントを探ります。
第6回
9月12日(月)
18:30〜21:00
6.プレゼンテーション・セッション
このセッションでは、第1回からの復習と供に、実際の現場に応用した活動報告を、参加者一人ひとりから行っていただきます。
どなたでもお申込いただけます。 案内資料PDFデータ

ページの先頭へ