第15回(2002年)日経ニューオフィス賞

株式会社バイテック新社屋

ニューオフィス環境賞
 
●企業名・団体名: 株式会社バイテック
●所在地: 東京都品川区
●オフィスの種類形態: 本社、新築、自社ビル
●オフィスの延べ面積: 3,867.3m2
●業 種: 半導体及び電子部品等の販売
●主な業務: 総務・経理・人事/営業・販売
●使用開始時期: 2002年3月
●入居者数: 100名
●社内の推進部門: バイテック新社屋建設委員会
●建築設計:

清水建設一級建築士事務所 当麻茂尚/意匠院 寺川典秀
家具企画・納入:岡村製作所/インターオフィス

●オフィス設計: 清水建設一級建築士事務所 当麻茂尚
●施 工: 清水建設東京支店
 



いかに効率のよいオフィスビルを造るかという命題に向け挑戦が行われた。結果、スペース有効率5%UP、耐震性能20%UP、LCC20%削減を始め、総合効率としてほぼ20%向上させるなど、省エネ性や耐震性向上のための最新の技術を駆使して、課題の解決が図られた。一方で、創業以来追求されてきた従業員を大切にする姿勢が貫かれ、ゆとりあるオフィススペース、サンクンガーデンを望むゆったりした社員スペースの確保など、従業員満足度の向上を追求し、快適性と効率の同居を可能とした、ワーカーにとって心地よい空間になっている。

 

   

外観
軒下には将来アートが設置され、旧海岸通りの街並みに寄与する。

1F エントランスホール
透明感を重要視した1Fのロビーにはガラス・金属・石を素材とし、建物外部の表情と連続性を重視している。
ホールには無人受付システムを取り入れ、円滑にお客様に応対している。

 

3〜5F 一般執務スペース
低階高にも関わらず、構造の工夫により平均天井高2,850mmを確保。
照明は直接光(ルーバー付)と天井面への間接光を併用し優しい光環境を実現している。

地下1F サンクンガーデン
地下1Fに自然光を導くとともに、諸室の借景として機能している。