第15回(2002年)日経ニューオフィス賞

富士通株式会社 YRP研究開発センター

ニューオフィス推進賞
●企業名・団体名: 富士通株式会社
●所在地: 神奈川県横須賀市
●オフィスの種類形態: 研究所、新築、賃貸ビル
●オフィスの延べ面積: 9,639.496m2
●業 種: 通信システム、情報処理システムおよび電子デバイスの製造・販売ならびにこれらに関するサービスの提供
●主な業務: 設計・技術・研究
●使用開始時期: 2002年3月
●入居者数: 約1,200
●社内の推進部門: プラットホーム事業推進本部管理部、総合デザインセンター、本社総務部FMグループ、他
●建築設計: 熊谷組
●オフィス設計: Gensler(コンサル業務)
●施 工:

熊谷組、コクヨオフィスシステム、岡村製作所、内田洋行、富士通ネットワークソリューションズ、他

 

 

より快適な研究開発環境を実現することを目的として作られたオフィスである。コミュニケーション・コンセントレーション・コラボレーションの3つの要素を満たすために120度の天板を組み合わせたユニバーサルプランを採用している。また、「リフレッシュ=さぼり」ではなく、雑談等から生まれる仕事のヒントを得ることを狙った「CHAT HUB」と呼ぶォーマル・インフォーマルコミュニケーションコーナーを各フロアに設置している。無線LAN・構内PHSの採用でワーカーの柔軟性を高め、「CHAT HUB」をはじめとするコミュニケーションエリアでは、ワーカーの暗黙知を掘り出させるツールと環境を整えている。

 

   

ロビー
1Fロビーは、建物のイメージにあわせて「COOL&FUTURE」をデザインコンセプトとしている。
中央に無人受付システム/両サイドに設置された展示コーナーやPDPにより当社の最新情報を発信。

プレゼンテーションルーム
YRP研究開発センターのメインプレゼンテーションルーム。ホワイトボードとしても使用できる100インチフィグラガラスのスクリーンを設置。
ルーム名「IKEDA」は、「コンピュータの天才」と広くうたわれた富士通のコンピュータ開発の功労者からとっており、先駆者への畏敬と憧憬を表現。

 

執務スペース
それぞれのワークスタイル(典型的モノつくり型/ミーティング志向型/遠距離移動型)に合わせて、デスクトップパネルは容易に着脱可能。

( 8F CHAT HUB)
可動式ホワイトボードやロールスクリーンでエリア内を簡単に仕切ることが可能。